猫おばちゃん。
大阪の猫おばちゃんから 久しぶりに電話があった。
いろいろお話して お互い心配していたんだなと思った。
猫の保護は 最初は全部 一人でしていた。
偶然、近所の動物病院は猫の保護で有名なところだった。
いつのまかとても仲良くしてもらっていた。
それから 動物病院で言われたことは
どうか団体さんには属さないでね。
悪い人ばっかりだから。
その教えを守ろうと思ったこともなく 本当に悪い人らが
団体さんにはたくさんいることを知った。
その動物病院で 信用できる人がいて たくさんの猫の保護をしている。
という 猫のおばちゃん数人と話し合う機会があった。
それから 皆で 共有しあうことになった。(個人でやるけども
情報の共有)
その中で 一人とてもしっかりした考え、敏速な行動、誰に対してても
意見をはっきり言うおばちゃんがいて
いつの間にか ほぼ毎日連絡を取るようになった。
毎日 どこかで 猫が捨てられ 虐待があちこちで頻繁にあった。
ほぼ毎日、動物病院へ出向き、猫おばちゃんと話し合い
保護された猫さんの画像撮り、ネットの掲載、毎日毎日
猫のことばかりだった。
知人も増えていったが 団体さんに属する方とは一切交流は
しようと思わなかった。
私は その時も思ったことがある。
こうやって 今生きてる猫さんを救ってきたのは
紛れもなく 数十年と 猫にご飯をあげ地道に 避妊去勢をしていって
くれた猫おばちゃんのおかげ。
このおばちゃんらが 体を盾にし 猫を守り、猫にかかわる人たちを
守ってきた。
ネットも使えない デジカメもない 携帯電話すらよく分かってない
おばちゃんら。
この人らのお手伝いをするべきだ。
時間がある限り出向き 猫の画像を撮り 状態を把握し 里親探しをした。
猫おばちゃんは年間 500匹を里子に出すツワモノだった。
それだけ回りの方が 猫おばちゃんを信用し 猫が捨てられた
瀕死の猫がいる。と連絡をしてきていた。
おばちゃんはすぐに状況を聞き 出来る限りしていた。
それを手伝ってきた。
個人の方が的確で早い、知識も経験も増え
どんどんそのスピードは速くなったかと思う。
厳しい里親選びだった。
そんなことを毎日していたのだが ある日 突然私の持病が悪化した。
病院までの往復もしんどくなり専門医の近くに
引っ越すことにした。
猫おばちゃんは その少し前から
(大阪での猫おばちゃん家と私の家が少し離れていたこともあったので)
ネットを頼める人が一人だけ出来て その人がいるから大丈夫。
と言ってくれていた。おばちゃんとは5年以上みっちり猫の保護のことはした。
私は治療に専念した。かったが 引っ越し先でも
猫を見つけ TNR 子猫の保護 をした。
そのうちに こちらでも 猫のおばちゃんと出会い
TNR 猫おばちゃんがお手伝いしたい。という猫さんの預かり
里親さん探しはしていた。
どこにいても 猫おばちゃんはいて
そのおばちゃんたちは 着るものもお洒落なんてしていない。
全て 猫のために その費用は使われる。
猫さんが1匹でも助かりますように。
避妊去勢して 子猫が増えて困ることがありませんように。
細い体 がりがりな体で 子育てしないように 避妊はしてあげましょう。
そういって 猫さんのためなら。ただそれだけに。
当時から思っていたことは
ネットを使える人たちの手助けが一切ないこと。
これはずっと思っている。これだけネット間で
毎日、猫のこと 動物愛護のことが頻繁に書かれているが
私が知ってる 大阪での猫おばちゃん30人ほどの中には
ネットに精通、使える人はいない、そのおばちゃんの回りにもいない。
これだけネットで 猫のことが書かれてるのに。だ。
ネットを使えない。だけど 日々 奮闘している 猫おばちゃんが
たくさんいること。そこに目を向けてもらえたらありがたい。
そして その人らを少しでも お手伝いしてもらえたら
救える命は確実に飛躍的に増えるということ。
猫おばちゃんらは経験があるので保護 育児は出来る。
ネットは使えない。そのネットをうまく利用して
その輪を広げてもらいたい。里親探しはネットでないと難しい。
(回り近所では限界がある)
今も 大阪の猫おばちゃんは 猫の保護に TNR,
毎日 100匹の外猫にご飯をあげにいく。100匹だ。
場所も5か所以上。
毎日。毎日。自転車の前と後ろのかごに 猫のご飯を
いっぱい詰めて。猫が嫌いで 猫おばちゃんに 殴りかかる人もいる。
最近では 猫のご飯に 洗剤を毎日毎日かけている人がいたそうだ。
猫おばちゃんが 猫にご飯をあげたお皿を回収しようとすると
洗剤があったそうだ。猫はご飯にありつけない。猫おばちゃんも
数か所 ご飯をあげに行くのでずっと同じ場所で
猫らがご飯を食べ終えるまで待っていることはできない。
猫が嫌いなら放置すればいいのだが どうしてもこうやって
いやがらせをする人間がいる。
そして このようなことも もう数十年、毎日だ。
年金暮らし。自分のものは何も買わない。
旅行も、お洒落も ランチも ディナーも 映画鑑賞も
何もしていない。
費用も時間も 命さえ
全て 猫さんのために動く猫おばちゃんがたくさんいる。
このような人をお手伝いするのは当たり前だと思う。
だけど みんな知らない。関わっていないから。
ネットに出てくる人もすごい。だけど影でもっともっとすごい人がいること。
今日も 猫おばちゃんは命を削って 身を粉にして
猫のために奮闘している。
これは 知ってもらいたい。