私の名前は ルナちゃん。
ブランドの猫よ。
はじめて 私に ママが出来たの。
私は ママの 大事な宝物なんだって。
ママに会って 初めて 名前 というのを
もらって はじめて
ふかふかしてるね
おふとんで寝たの。
世の中には こんなにふかふかしてるものがあるんだね。
だってね 私は 生まれてからずっと 硬くて暗くて
冷たくて 酷い匂いで ケージというのに
入ってたの。ケージから出たことないの。
太陽も お空も お月様も お星様も
こんなに綺麗な空気も
知らなかったの。
うんちもおしっこもね どうすればいいかわかんなくて
体はいつもべたべただったの。
でもね ケージという中なので
動くことも出来なくて
ほんと 狂いそうだったわ。
お隣のケージの子は狂ってケージの中で暴れて
いつのまにか 動かなくなったの。
人間が来て あ～～またかって。小さいゴミ袋に
その子を入れて どこかに放り投げてたわ。
私もいつかああなっちゃうんだって。
気がついたらね お腹がとっても痛くて
どうしてかな？と思ってると
赤ちゃんがいっぱい生まれたの。私 可愛いから
可愛い赤ちゃんいっぱい。
元気に育てないといけないから
ご飯をいっぱい食べたかったの。
でもご飯もチョットしかなくて。
でもね 可愛い赤ちゃんに おっぱいをあげたかったので
私 頑張ったの。
よちよち歩きだして
とっても可愛いくて。
可愛い私の宝物だ。と思ってると 人間が来て
全部 私の赤ちゃん みんな持って行ってしまったの。
赤ちゃんは。私の大事な赤ちゃん！！と思ってると
すぐに私の狭いケージに オス猫を入れられて。
するとまたお腹が痛くなったの。
２か月くらいでまた赤ちゃん出来たの。
今度もね 頑張って育てようと思ってると
赤ちゃんが よちよち歩きだすと 人間が 全部。。
全部 私の赤ちゃん持っていくの。
どうしてなの・・？
それからね 今度は 別のおす猫が
ケージに入ってきて。
もう 嫌！っていったの。するとね
人間が怒って 私を殴って もう動けなくなって。
それからまた お腹が痛くなって。また・・・、
もう そんなことが ５年間。
もうね 私が 産む 赤ちゃんに 奇形児
という可愛い子が出来たようで
もう 私は ここでは
用無し になったの。
私のからだは ５歳だけど
もう１０歳くらいのようだって。
骨も 歯も ボロボロ。
お名前をつけてくれたママがね
ひにん手術をしようねって
病院に連れて行ってくれたの。
もうね 赤ちゃんを産まなくていいんだよ。
私がママだからね。
て 言ってくれたの。
すると 病院でね 先生がね びっくりして
体調が悪すぎる。こんな猫を見たことがない。
避妊手術なんて出来ない。
せっけっきゅうやはっけっきゅうの数値
まんせいぼうこうえん
なんかね 私のからだは
いっぱいいーーぱい悪いんだって。
ひにん手術というのは出来なくて帰ってきたの。
ママは心配すぎてね 泣いてたよ。
私のことを 心配してくれるって
なんだかとっても嬉しい事なのね。
私は 今ね はじめて お名前で呼ばれてるの。
ルナちゃん。って とっても可愛いでしょ☆
はじめて ふかふかのお布団で 寝てるの。
はじめて 人間から 愛を もらったの。
